参照:スナップアップ投資顧問

株の銘柄選びの後悔回避と自信過剰のリスクについて紹介します。スナップアップ投資顧問の過去の資料などを参照しました。

株の銘柄選び

株式の個別銘柄を選ぶ難しさと、よい運用のファンドを選ぶ難しさには、ほぼ変わりはありません。どちらも結果を予測するのは困難です。

後悔回避

両者に違いがあるとすれば、自分で個別銘柄の選択に失敗した場合は、自分を責めることになります。一方、ファンドの運用結果が悪い場合は、ファンドマネジャーの責任だと思うようになります。したがって、後者のほうが自分の気が楽です。これは、行動ファイナンスの用語でいう「後悔回避」の行動です。

投資しているかどうかも含めて判断しやすいのです。

しかし、もともと個別銘柄のよしあしを判断できないから、投資信託に投資しようというのが趣旨です。投資銘柄を見ることができても、そのファンドがよいファンドかどうかはわからないのではないでしょうか。アクティブ・ファンドでもっと手数料が安いものが出てくることを望みたいという意見もあります。具体的には、信託報酬が0・5%以下のものです。

結局、投資信託を買うとは他人に運用を任せるという行為です。判断できないところを判断できるつもりになって決めなければなりません。ある種の飛躍がどうして存在するのでしょうか。

自信過剰

これは、結局のところ、自分の判断能力に対する「オーバー・コンフィデンス」(自信過剰)ということになります。こうした心理がまったく働かないとすると、それはそれで世の中は退屈なのではないでしょうか。